穴 ツボ

今日はツボについて書きたいと思います。

一般によく言われる「ツボ」は

正しくは「経穴(けいけつ)」と言います。

鍼灸をはじめ、東洋医学は現代に至るまでの2000年間

アジア諸国の人々の生活に根付き、健康を支えてきました。

しかし、文化が違うように各国独自の鍼灸学があり

信じられないかもしれませんが

経穴の数も位置も名前も異るものだったんです。

そこで何度も世界各国の専門家との会議を重ね

最終的に2006年に361穴の部位が決定し、

日本は2009年から完全にWHO方式の経穴に統一されました。

世界地図

東洋医学では人の身体の中には「気」が巡っていると考えられていて、

その「気」が流れる経絡(けいらく)という道に経穴=ツボがあります。

(「気」とは栄養やエネルギーのようなものです)

書店でよく見かけるようになった”よく効くツボ本”などがありますが

安易に自分で手に入れた鍼や灸で治療することは危険です。

肩こりにはこのツボ、腰痛にはこのツボ、

頭痛にはこのツボ…様々記述がありますが

痛みの原因が分からないのに本に書いてあるからと

刺激を与えることで体調を崩される方もいらっしゃるのです。

1つの経穴(ツボ)に対して考え方は様々あり

またその経穴に使用する鍼の種類や鍼を刺す方向、

深さ、刺す時間によって治療効果は異なります。

お灸もこれと同様。

鍼・灸・あん摩マッサージ指圧は国家資格ですが、

学校で病に対し一つの治療法を学ぶわけではありません。

治療家によって選ぶ経穴が異なり、

治療方法が様々なのもこのためです。

また、

治療方法は同じでも

信頼度によって

治療効果は異なる

という不思議な現実もあります。

治療家に対して、また自分が本当に良くなるのかに対して

疑いを持って治療を受けると

「病は気から」と同様なことが起きてしまうのかもしれませんね。

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